EnviFarm Classic

EnviFarm Classic」はEnviTec社の標準的なプロセスです。このプロセスをベースに、個々のお客様の原料やエネルギー需要に応じて、多くの実績に基づく一連のサービスを提案することが可能です。このプロセスは、柔軟性のある受入システムや顧客ニーズに即したプラントのデザインなどにより、高い評価を得ています。


受入・制御・CHP建屋

安全で使いやすい建屋を提供します。フルスペックの建屋には、十分な作業スペース、保管スペースを確保しており、当然ながら天候の影響も受けません。


プラントコントロール

プラントの運転状況はリアルタイムにパソコンで確認することが可能で、攪拌時間や投入間隔、毎日の投入量の変更をすることができます。これらのパラメーターはいつでも変更可能で、運転に関するデータは全てこのパソコンに記録されます。また、非常時には直ちにアラームが発信され、遠隔操作でトラブルシューティングを行う事ができます。


原料受入・調整ピット

詳細については、各装置をクリックして下さい。


固形原料受入ピット

固形原料は受入ピットにトラック、重機等で投入されます。受入ピットの貯留容量は約2日分となっています。受入ピットには排出システムが装備されており、投入原料をスクリューコンベアまで運びます。

お客様のご要望と投入原料の構成に合わせて、「Vertical mixer」等他の投入システムを使用する事も可能です。


溶解装置

投入された原料は溶解装置に運ばれ、細断後、高速回転カッターで均一に混合されます。タンクはステンレス製で、原料などの追加にも対応できる投入口を装備しています。この溶解装置はタンクの上部にある点検口からメンテナンスする事が出来ます。


計量システム

溶解装置の下部にある計量システムは、装置に投入されるそれぞれの原料の重量を正確に計量・記録します。その結果、一定でバランスの取れた品質の原料を消化槽に供給することができます。


スクリューコンベア

ステンレス製のスクリューコンベアを用いて、固形原料を受入ピットから溶解装置へと移送します。


CHPユニット(ガスエンジン発電機)

詳細については、各装置をクリックして下さい。


熱交換器

ガスエンジンから発生する熱エネルギーは、建物や温室等で利用することが可能です。又、プラントの規模にもよりますが、一般家庭での暖房として利用する事も可能です。さらに、蒸気、冷凍機用の熱源、乾燥用熱源として活用することも可能です。また、一部の熱は消化槽の加温に用いられます。


排気ガス消音器

ガスエンジンから発生する排気ガスは、排気ガス消音器で処理することにより、その騒音を最小限に抑えます。


活性炭フィルター

活性炭フィルターで生物脱硫後のバイオガスに残存する硫化水素を除去します。硫化水素濃度を測定し、活性炭フィルターの交換時をお知らせします。


ガス昇圧機

ガスエンジンに供給するバイオガスの圧力を、ガス昇圧機で高めます。ガス昇圧機は圧力と周波数により制御します。


排気ガス処理触媒

特別に開発した触媒でガスエンジンからの排気ガスに含まれるホルムアルデヒドやNOxを処理することにより、大気排出基準を守ります。


防音キャビネット

騒音を抑えるため、建屋内にさらに防音キャビネットを作り、その内にCHPユニットを設置します。


CHPユニット(ガスエンジン発電機)

昇圧されたバイオガスはCHPユニット(ガスエンジン発電機)で電力エネルギーに変換されます。変圧器で電圧を調整した後、系統連携することができます。


消化槽

投入された原料を発酵し、バイオガスを発生させるための消化槽です。消化槽上部にはメンブレン式のガスホルダがあり、ここにバイオガスが貯留されます。


タンク建設

プレキャスト・コンクリートパネルで作るモジュール方式のタンクです。これにより、現場での工事期間を大幅に短縮することが可能です。


メンブレン式ガスホルダ

消化槽上部は、バイオガスを貯留するためのメンブレン式ガスホルダになっています。プラントの品質と安全性を確保する為、積雪や風圧に対する全ての規格に適合しています。


生物脱硫装置

バイオガスから硫化水素を除去するため、少量の空気を消化槽の上部にブロアで吹き込みます。吹き込まれた空気に含まれる酸素が硫黄を減少させるバクテリアに利用され、バイオガス内の硫化水素を分解します。


消化槽加温

ステンレス製のパイプによる加温システムが消化槽タンクの内壁面に取り付けられています。これにより、消化槽内の温度が一定に保たれます。


撹拌機

浸漬タイプで深さ調節が可能な撹拌機により、投入原料と熱が均一になるよう消化槽内が混合されます。

撹拌機はメンテナンスが必要ですが、ケーブルを用いて消化槽から取り出すことが可能なので、メンテナンスは消化槽を空にすることなく行うことが可能です。また、完全に攪拌機を取り外すことも可能です。


再循環シャフト

再循環シャフトは消化槽に取り付けられています。オーバーフロー管から排出された消化液は溶解装置に送られ、消化槽に再供給されます。再循環シャフトの気相部はガスホルダと繋がっています。この技術を用いることにより、固形原料の希釈に必要な水を減らすことが可能です。


液体原料(家畜糞尿等)受入槽

固形原料に加え、スラリーなどの液体原料もバイオガスプラントで利用する事が可能です。液体原料は受入槽に投入され、貯留後、溶解装置に移送されます。特殊な保存方法が必要な脂肪や乳清には、ガラス強化プラスチック、ポリエチレン又はステンレス製のタンクを使用します。


消化液貯留槽

消化液はオーバーフロー管から消化液貯留槽に送られます。消化液貯留槽にも撹拌機が取り付けられており、消化槽と同様のガスホルダを装備することも可能です。ここで貯留された消化液は臭気もなく、品質の良い液肥として利用することが可能です。


余剰ガス燃焼装置

余剰ガス燃焼装置はガスホルダの圧力が既定値を超過した際、自動で運転されます。


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